文化の発信、地域のにぎわいづくり、共生社会の手作りイベント応援します。人と地域を結ぶLLP YUI企画
イベント情報 インフォメーション これまでの活動 YUI企画とは まちネタコラム メンバー紹介 リンク集 お問い合わせ

「いきいき!フォーラム@関西」開催への想い

うつ専門カウンセラー:澤登和夫

「いきいき!フォーラム」代表の澤登和夫です。


この「いきいき!フォーラム」は、私の想いが形となったものです。

私は、今年の3月に、うつ専門カウンセラーとして起業しました。

これまでお話をお聞きしてきた方々の悩みはひとりひとり違いますが、全員に共通することがあります。
それは「生きたい」、「いきいきと暮らしたい」っていう強い想いと、真剣に向き合っているということす。

だからこそ、真剣に悩んでいます。わたしは、自分が重度のうつになった経験も踏まえながら、
過去の自分と同じように苦しんでいる方に寄り添って、お話をお聞きしています。


一方で、健康な方、ちょっとした悩みのある方にも、自分が体験したことを伝えていくことは、
その人のこれからの「生きる力」のために、そして本当の意味で、
その人が「いきいき」と暮らしていくために重要なことだと思い、
「いきいき!フォーラム」を企画し、継続的に開催していくことになりました。

私の想いに賛同して頂いた多くの方々のご協力のおかげで、
東京で行われた2回のフォーラムでは、計200名の方にお越し頂きました。

今回の「いきいき!フォーラム@関西」が開催されるのも、
想いを同じくした関西在住のたくさんの方々のご協力のおかげです。

そして今回コラボさせて頂くのは、社会福祉法人プロップ・ステーション代表の竹中ナミさんです。
竹中さんも、重症心身障害の長女を授かったことを糧にして、
障害者=チャレンジドが自立し参画する社会の実現を目指し、日々奮闘しています。


私と竹中さんの生き様から、日頃あまり考えることのない「人間の生きる力や重み」を体感し、
今後、皆さんが困難に向き合った時にそれを乗り越えるための力になれば、このうえない喜びです。

普通でなくていい

私は、生まれてからつい最近まで、こういうことを思っていたんですね。

それは、「普通がいい」っていうことなんです。
そして、「みんなと一緒がいい」ってことなんです。

「みんなと一緒の洋服がいい」「みんなが好きなもので遊びたい」そしてその裏には、
「失敗したくない」この気持ちがいつでも入っていました。

失敗してけなされたり、失敗して仲間はずれにされたり、これがずっと怖かったんですね。
だから、自分の意見がどうこうっていうよりも、みんながどう思っているのか、
そっちが優先されていたんです。

2007年2月15日、その日は私の体から臓器が一つなくなった日です。
私の体には今、大腸がありません。お尻と小腸がくっついています。

なんでそんなことになったのか、っていうと、その1年前、私はある原因不明の難病にかかったんです。
それが、潰瘍性大腸炎っていう病気です。

とにかくおなかが痛くって、もうトイレに座ると立ち上がることが出来ないですね。

辛いのは、その体のことだけじゃなくって、またその時重度のうつだったっていうこと。

そして入院中はずっと点滴生活なんです。
点滴って確かに死にはしないですよ。ちゃんとカロリーとか入っていますから。

でもね、やっぱりお腹はすくんですよね。
体重も2ヶ月で17キロやせました。

もういやだ、もう大腸なんかどうなってもいい、
御飯が食べたいって思っていたら、お医者さんが、言いました。

御飯食べられる体に戻りましょう。
ただそのためには、大腸を全部とってしまいましょう。

さすがにびっくりしました。手術、しかも全部取るって。

もうどうしようもないですから、手術を受けました。

退院しても、精神的にはどん底、うつの最たる時っていうのは、一秒一秒がつらいんですね。
もう後悔と失望の連続なんです。

それに輪をかけてトイレの回数が多い。
つまり、水分を吸収するっていう大腸がなくなったから、トイレの回数が多くなる。
これが数えてみると、1日20回〜30回、これは辛い。
おむつをつけて出歩いていた時もありました。

そんな生活が半年くらい続いて、あぁ俺ってこんな生活が一生続くのかぁって思っていました。
なんでこんな体になっちゃったんだろう、なんで俺の体に、って思ってました。

手術から半年後、、びっくりする体の変化が起こりました。
トイレの回数が減ったんです。

20回〜30回だったトイレの回数が、一気に10回くらいに減ったんです。

つまり、半年経って、大腸がない自分の体が、それに適応してきた、
つまり小腸が大腸の代わりをしてきたんですね。
人間の自然治癒力っていうやつなんです。それを自分は、肌で感じました。

で思ったんですね。

おれのからだは、小腸が大腸の体の代わりをしているんだ。
普通大は小を兼ねるっていうけど、おれの体は小は大を兼ねるなんだ、って。
臓器のない部分をちゃんと、隣の臓器がそれを補ってくれているんだって。

普通じゃなくたっていいんだって、思いました。
むしろ、普通じゃない時のほうが、支えてくれているありがたさもわかるし、
自分自身のことも大事にしている。
それで、普通じゃない自分を受け入れることができるようになって、
それから社会の中でも別に普通じゃなくたっていい、って思えるようになったんです。

17キロもやせて、どん底だった時、大腸がなくって、全然普通でもない時、
たっくさんの人がお見舞いに来てくれました。
家族、友達、上司、たっくさんの人が、自分の体のことを心配して支えてくれていたんですね。

その当時は、つらくって全然余裕がなかったんでが、
ひとのありがたさっていうのが、ようやくわかったんです。
ようやく、たくさんの人にこころからの「ありがとう」が、言えるようになったんです。

いきいき!フォーラムってどんな目的でやっているか、ってひとことでいえば簡単です。
参加者の方々にいきいき!明日からのいきいき!のきっかけを持って帰ってもらおう、ってそれだけです。

皆さんの中にも色々な方がいらっしゃると思います。
もともといきいき!している人。もっと生き生きしたいっていうひと。
だいたい、そういう人がこういうフォーラムに多いんです。

あるいは、ちょっと凹んだ人、深い悩みを持った人、そういう人を支えたいと思っている人。
それぞれ一人ひとりの人が、明日からの元気のきっかけをひとつでも持ち帰ってほしい、

それが代表としての私の想いです。


LLP YUI企画 Copyright(C)2005-2007.yuikikaku rights reserved.