文化の発信、地域のにぎわいづくり、共生社会の手作りイベント応援します。人と地域を結ぶLLP YUI企画
イベント情報 インフォメーション これまでの活動 YUI企画とは まちネタコラム メンバー紹介 リンク集 お問い合わせ

大阪あそ歩 >大阪あそ歩’2012夏 実施レポート

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
大阪あそ歩’2012夏  実施レポート
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

落語家とたどる住吉めぐり  おもしろ怖ゎ〜い!すみよし奇譚

●実施日…2012年7月19日(木) 

●参加人数…17名

●コース 住吉大社→三文字屋跡(住吉警察署)→閻魔地蔵尊→生根神社

イラストマップ

祭りや花火など、通常のまち歩きとは一味違う夏ならではの企画が魅力の大阪あそ歩夏。
今回の住吉ウォークも落語と夏祭りを絡ませ、住吉の夏を楽しんでもらおうと企画しました。

ご案内の落語家はすっかりお馴染みの笑福亭純瓶さんです。
住吉は五代目笑福亭松鶴師匠が居を構えていたこともあって笑福亭の聖地です。
純瓶さんも粉浜商店街の近くに住んでいたこともあり、この日のトークや噺の中でも松鶴師匠や鶴瓶師匠にまつわるエピソードを次々と披露してくれました。

さて、午後6時に住吉大社の鳥居前を出発。
通常のまち歩きとしては考えられない遅い時間の開始ですが、うだるような暑さのこの季節にはちょうど時間帯です。
住吉大社も閉門した後だけに、境内を歩く人の姿もまばらで、夕刻の静けさを感じさせました。
反橋前で「卯の日詣り「箒屋娘」「茶目八」と、住吉さんが登場する噺の解説を純瓶さんがします。
いずれも現代では演じられることの少ない落語で、これも時代の変化というものでしょうか。

境内から紀州街道(住吉街道)にでます。
住吉っさん周辺の街道沿いは住吉新家と呼ばれた、旅籠屋料亭、土産物店が並んだ盛り場でした。
中でもその名が全国に知れ渡ったのが三文字屋という料亭で、やじきた話で名高い「東海道中膝栗毛」に登場し、幕末には坂本竜馬もここで会食した名所ですが、今三文字屋があった場所には住吉警察署が建っています。「忠臣蔵」に出てくる天野屋利兵衛捕縛のきっかけとなった場所でもあります。
落語で三文字屋が出てくるのは「住吉駕籠」です。
この噺は上方落語を代表するひとつとして、現在でもあちこちの高座でかかっていますので、聞かれたことのある方も多いかと思います。
住吉街道で客待ちをしている駕籠かき二人がいろんな”困った客”に振り回されるという筋立てで、40分以上に及ぶ大作です。落語家にとっても力量が問われる噺だということです。
純瓶さんには警察署の前で「住吉駕籠」の解説をしていただきました。

ツアーの副題にもあるように、今回の夏企画は季節がら不思議話、ちょっと怖い話をちりばめたのがポイントです。
実は住吉署にも柳の木にまつわるミステリーが伝わっていて、少しそれを披露しました。どんな話か興味のある方は資料を当たってみてください。

次に向かったのは閻魔地蔵尊。六道の辻(実際は七本道)に建っていて、小さいながらも存在感を感じさせる場所です。
日中は堂守のおばさんがいて、茶飲み話を咲かせている地域のホッコリスポットなのですが、夕暮れのこの時間帯はお堂も閉まり、十分異界の雰囲気を感じさせます。
純瓶さんは落語の他に怪談話を得意としていて、夏になると各地で怪談を演じるのが恒例となる程の熱の入れようです。
ここでも地獄めぐりや、閻魔大王の友人でこの世とあの世を行き来した小野篁のエピソードなどを話しました。
ついでにご自身の創作落語「閻魔地蔵」についても触れましたが、全然受けなかったので一度高座にかけて封印したということです。一度聞いてみたいものですね。

 

いよいよ本日の最終地点である生根神社に到着しました。
まち歩きとしては短めで、物足りないと感じる方もおられたようですが、ここで落語と夏祭りの雰囲気を楽しんでいただこうという趣向です。
生根神社はこの日の日中に神輿巡行があったばかりで、夕刻はその興奮の余韻が残るにぎやかさでした。
境内の、大正時代の建築物だといわれる紅梅殿で落語が始まりました。
演目は「夢八」。首吊りが出てくるちょっと気持ち悪い噺ですが、怖さは感じません。むしろ死体と踊らされる夢八の怖がりぶりに爆笑でした。
社殿から流れる祭囃子もいい雰囲気を醸し出していました。
ちょうど落語が終わった頃、町内を回っていたこども神輿が宮入りしてきました。
今回のツアーはここまで。参加された皆さんはこの後、思い思いの祭り見物を楽しんで帰られました。


LLP YUI企画 Copyright(C)2005-2012.yuikikaku rights reserved.