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 ●黄河のほとり〜植樹ツアーに初参加して

 在阪華僑3世:施 治安 
 


私は本年9月20日から28日まで、神戸にあるNPO“黄河の森緑化ネットワーク”とともに、
中国の内陸部甘粛省の黄土高原にて植林活動に行ってきましたので簡単にご報告させていただきます。


甘粛省は中国最大級の石油埋蔵量を誇る。
その省都、蘭州市は石油化学など中国十大工業地の1つで、四方を山に囲まれ、
煤塵などの汚染物資が外部に飛散せず、中国にて大気汚染ワースト8の汚名ある地でもあ り、
ドロドロに汚染された河川の様子も目にしました。

蘭州郊外に連なる黄土高原は3000年前の春秋戦国時代まで“緑の山”であったそうな。
長年の戦乱と伐採・開墾・放牧と近年の地球温暖化の影響もあり、現在は延々と禿山が連なる。
大自然の猛威には驚愕だ!

ここが日本や韓国へ飛来する黄砂の発祥地の一つであることは皆さんでご存知の方も多いかと思います。


蘭州にて私が感動したことは3点!

(1)市内を流れる黄河の水際まで降りていって、自分の掌に“黄河の水“をじかにすくえたこと。
黄河は茶褐色に見えて、じつは黄土が流れ込み河中でモクモクと砂が舞っていた。
ビーカーに入れ1時間ほどすると砂は沈殿し、
黄河の水は日本の水道水と変わらないくらい無色透明できれいな河水であった。

(2)植林タイムでは無言にて・・
感慨に耽りながら祖国の大地に、自らの手で苗を1本1本埋め込んでいく至福の時間をすごせたこと・・・
日本で生まれ育った中国人のDNAが騒いだ!

(3)回族(イスラム教徒)のレストランでヘルシーな羊肉料理は絶舌!
上海などと比べ、果実やご飯が格別にうまい!
不覚にも・・・中国汚染食品への不安など、とうにどこかに吹っ飛んでいた。(笑)


私は1954年大阪生まれ。
ずっと日本の学校に通っていたが、高三のときクラスの在日韓国人の“本名宣言”に触発され、
在日外国人差別問題や東アジアの歴史的民族問題を深く考えた。
大学時代は中国の歴史・政治経済・文化・言語を学び、華僑運動や日中友好協会との協働など
日中友好に明け暮れた数年間であった。

社会に出てからは難波にて大型カラオケ店や上海(静安区:52レーン)にてボーリング場などを経営してきたが、
50歳を契機にビジネスの第一線から身を引き、余生は生まれ育った日本と祖国である中国への橋渡しとして、
環境問題を通じて社会貢献していきたいと願う。

現在、政府や自治体向けに「中国の重点大学に環境学部設立を支援」する政策提言書を執筆し、
上海万博に向け日本からの環境プロジェクト発動をアピール中!


今回の蘭州訪問は単なる植林ツアーだけでなく、
植林技術共同研究や現地大学にての環境教育、環境アンケートの実施、
現地環境ボランティアへの支援など多彩な活動に参加させていただき、
“黄河の森緑化ネットワーク” (神戸華僑と中国にての植林&観光旅行に興味おありの日本人約400名で構成されるNPO)
の活動には深く共鳴したが、なによりも大自然(=環境問題)に対し同じ理念のもと、
日中両国が協働にて立ち向かうプロセスこそが、民族や体制の違いを乗り越えてお互いを理解し合える鍵であると確信できた・・

貴重な体験の詰まった8日間の旅でした。


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